4792 山田コンサルティンググループ が本日11月7日の大引け後、2020年3月期の
第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 27.59 ▲6.7 +17.92 |
63.01 +8.3 +44.06 |
– | – | 143.00 +6.7 +44.06 |
150.00 +11.9 +42.01 |
営業利益 | 0.68 ▲76.2 +2.27 |
9.16 +102.6 +36.64 |
– | – | 25.00 +8.3 +36.64 |
29.00 +25.6 +31.59 |
経常利益 | 0.51 ▲83.8 +1.70 |
8.95 +75.4 +35.80 |
– | – | 25.00 +6.2 +35.80 |
29.00 +23.2 +30.86 |
純利益 | 0.00 ▲99.8 0.00 |
5.82 +98.9 +34.85 |
– | – | 16.70 +4.4 +34.85 |
18.80 +17.57 +30.96 |
1Qで大穴を開けたが、2Qは一応は業績を出してきた。
大きな増益率となっているが、前期2Qが大幅減益だったためで特に良かった訳では無い。
同時に、通期予想を下方修正。売上高 ▲7%、各利益は ▲16%程度の減額率となった。
修正後の数字に対しても、なおも進捗率は各利益とも 30%台と低い数字になっており
再度の下方修正の可能性も残る。
修正の理由として、下記を挙げている。
・経営コンサルティング事業で、案件の受注及び納品までの期間が長期化した。
・M&A等資本コンサルティング業務の強化のための組織・人事対策の効果に時間を要した。
・前期より継続のM&Aアドバイザリー案件のクロージングに想定以上に時間を要し、
_M&Aに関する提案・受注活動が十分でなかった。
主柱の経営コンサルティング事業は、売上高 +18%、営業利益 +429%と相対的に伸びた。
現状と今後の対応について
・経営コンサルティングの引き合いは、順調に推移。
・事業再生は、コンサルティングを必要とする地方企業の金融機関からの紹介が増加。
・顧客企業は、上場会社を含む事業規模の大きな企業が増えており、大型案件を受注する
_可能性は高まるが、受注までの期間は長期間化する傾向。
・事業承継コンサルティングは、事業の承継ニーズは高く案件の引き合い・受注は順調。
・M&Aアドバイザリー業務は、M&A専業でないことによるメリットとデメリットがある。
_デメリットの「業務の認知度が低い」を、情報発信等により向上に努める。
取り敢えず下方修正はされたものの、1Qに続いて大穴を開ける事態は回避出来た。
ここから後半は更に集中してもらい、何とか再び下方修正とならない様に取組んで欲しい。
この状況で株価も何も無いが、一応は確認しておこう。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は今期1Qの利益全損という悪夢により、大幅下落。
その後は、9月に入ってから上昇に転じてここまでは騰がって来ている。
その期待を台無しにする決算かもしれないが、ここから何とか立ち直ってほしいものである。
足下の業績は厳しいが、知名度を向上させてM&A関連の案件を取り込み、業績を立て直して
行く事を期待している。
またアジアを中心に着々と海外への投資を続けており、将来的な成長にも期待したい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00522]
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