8876 リログループ が11月7日の大引け後、2020年3月期・第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 658.73 +9.3 +23.53 |
1485.68 +21.1 +53.06 |
– | – | 2800.00 +11.6 +53.06 |
2806.63 +11.9 +52.93 |
営業利益 | 35.23 ▲11.0 – |
88.78 +2.2 – |
– | – | 未発表 | 203.80 +14.1 +43.56 |
経常利益 | 38.55 ▲5.7 – |
95.92 +2.5 – |
– | – | 未発表 | 226.40 +12.8 +42.37 |
純利益 | 24.14 ▲10.2 +17.12 |
63.12 +1.4 +44.77 |
– | – | 141.00 +8.4 +44.77 |
145.05 +11.5 +43.52 |
会社予想に対する純利益の進捗率は 50%には届かなかったものの、増収増益を確保。
2Q累計・単体共に、全ての指標値で市場の予想を上回った。
[2Q累計コンセンサス]
売上高:1370.00、営業利益:85.00、経常利益:92.00、純利益:60.00(億円)
[2Q単体実績]
売上高:826.95、営業利益:53.55、経常利益:57.37、純利益:38.98(億円)
[2Q単体コンセンサス]
売上高:711.29、営業利益:49.78、経常利益:53.45、純利益:35.86(億円)
[1Q→2Q単体の増加率]
1Q比で各指標値とも大きく上回り、そのスピードを上げた。
売上高:+25%、営業利益:+52%、経常利益:+49%、純利益:+61%
<国内リロケーション事業>
(売上高:1,075億円(+11.5%)、営業利益:38億円(+1.0%))
_・借上社宅管理戸数が積み上がり、管理手数料収入が伸長。
_・物件検索等の、転居支援サービス利用件数も増加。
_・賃貸管理戸数が前年同期を上回り、堅調に推移。
_・前期1Qは不動産売却益の計上があり、減益に。
<福利厚生事業>
(売上高:104億円(+19.1%)、営業利益:35億円(+22.4%))
_・引き続き地方の営業を積極的に展開し、会費収入が増加。
_・住まいの駆け付けサービスの顧客企業数が増加し、業績に寄与。
<赴任支援事業>
(売上高:30億円(+1.1%)、営業利益:6億円(+12.3%))
_・海外赴任時のビザや国際引越の件数が前期を上回り、業績が伸長。
<海外事業>
(売上高:193億円(+248.0%)、営業利益:10億円(+121.5%)
_・BGRSがグループ入り、グローバル企業への赴任管理サービスを開始。
_・北米を中心に、赴任者向け住宅斡旋数が堅調に推移。
<観光事業>
(売上高:79億円(▲6.7%)、営業利益:16億円(▲22.3%))
_・別荘のタイムシェア事業の業績が回復。
_・ホテル運営事業は、保有施設のバリューアップサイクルが順調に進捗。
_・前期に当期を上回る大型物件の売却があり、減益となった。
_
6月末にBGRSの株式取得が完了し、2Qより連結決算に反映されている。
このため、海外事業が1Qの売上高:22億円、営業利益:0.4億円から大幅増となった。
観光事業も、1Qの売上高:32億円、営業利益:5億円から利益は3倍以上と加速しているが、
全体の営業利益の増加に最も貢献したのは、連結化されたBGRSを含む海外事業となった。
メガバンクから 500億円を借入し投資した BGRS について、先ずは結果が出て良かった。
今後の海外事業の成長には、大いに期待したい所である。
_
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は引き続き2018年からの中期的なボックス相場となっているが、昨日11月8日は決算が
好感され、7%程度の上昇率となった。
BGRSと共に3Q以降も売上・利益を伸ばして頂き、ボックスの上放れ実現を期待したい。
今後も世の中のアウトソーシング化の流れに乗って業績を伸ばして行けると考えており、
継続して長期投資で臨むつもりである。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00523]
★ブログ村に参加・ランキングされています。 応援宜しくお願いします。
・ブログ村ランキング(株 中長期投資)
・ブログ村ランキング(株の基礎知識)
★アフィリエイトプログラムです。 ご利用お待ちしております。
・アマゾン ===> Amazon
・楽天市場 ===> Rakuten
・ヤフーショッピング ===> Yahoo!ショッピング
この記事へのコメントはありません。