MS-Japan

6539 MS-Japan 2Qは16%増益、ビジネス領域の拡大に期待

6539 MS-Japan が11月7日の大引け後、2020年3月期・第2四半期決算を発表した。

指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。

実績(億円)
前期比(%)
対通期予想 進捗率(%)
通期予想(億円)
前期比(%)
直近進捗率(%)
1Q 2Q 3Q 4Q 会社予想
売上高 9.59
+10.8
+20.65
20.43
+12.8
+44.00
46.43
+21.3
+44.00
営業利益 3.93
+9.7
+19.71
8.21
+2.9
+41.17
19.94
+18.0
+41.17
経常利益 4.31
+17.2
+21.40
9.67
+16.9
+48.01
20.14
+13.8
+48.01
純利益 2.97
+17.4
+21.29
6.59
+16.3
+47.24
13.95
+16.5
+47.24

1Qに続き、前期比2ケタの増収増益を確保した。
但し経常利益には、有価証券売却益としての 1億円弱が含まれている。

[2Q会社予想]
売上高:22.00、営業利益:8.91、経常利益:9.17、純利益:6.23(億円)

売上高と営業利益は予想には届かなかったが、それでも過去最高を記録。
経常利益と純利益は会社予想を超過し、こちらも最高益を更新した。

新規登録者数は 10,247人(前期 8,757人、+17.0%)と過去最高を記録。
1Qは 5,202人(前年同期 4,414人、+17.9%)であり、ここまで好調である。

求職者側の紹介実績は、弁護士等の専門人材は前期と同程度の水準となったが
管理部門職種は伸長し、全体売上高の増加要因となった。

紹介先については、何れも前期比で2桁増となり売上高の増加に繋がった。

一般企業向け紹介実績 : 前期比 +13.0% (1Q:+10.0%)
専門組織向け紹介実績 : 前期比 +13.1% (1Q:+18.3%)

基本的には1Qの状況をそのまま継続しており、新規登録者数の推移からは
今期もこのまま、2桁の増益で終えられる可能性が高くなった。

プラットフォーム「Manegy」へのアクセスは、順調に伸びている。


画像出所:株式会社MS-Japan 2020年3月期 第2四半期決算説明

また決算説明資料には、新たなサービスの開発に着手する事が明記されている。

1.国内最大級のBtoBプラットフォームの開発


画像出所:株式会社MS-Japan 2020年3月期 第2四半期決算説明

当社を介して転職した管理部門や専門職の人材を含め、それら職種の全国の人材と
それらの人材向けのサービスを提供する企業との、マッチングサイトである。

同社が構想する、「Manegy」を核とした BtoB の総合プラットフォームの実現に
向けて、先ずは1歩を踏み出した。

このサービスが軌道に乗れば、現状の転職までのサービスに続き、その先も新たに
ビジネスの領域となる。

また「転職者」に関係なく、対象とする職種全ての人がサービスの対象となる。
ビジネス領域の飛躍的な拡大に向けて、正に動き出そうとしているのだ。

詳細は今後プレリリースされる予定だが、上図を見る限り2021年3月期中には
正式リリース・一定の投資回収がなされ、その翌期には利益に現れ始めるのではないか。

勝手な妄想だが、非常に楽しみである。

2.一部領域のダイレクトリクルーティング開始に向けた求人サイトの開発


画像出所:株式会社MS-Japan 2020年3月期 第2四半期決算説明

現行の人材紹介サービスとは別のレイヤーで、新たに求職者と全国の求人企業とを
直接結び付ける、新サイトを構築する。

これにより登録した求職者は、自分に最適な求人企業の紹介を受けつつ、平行して
自ら能動的に全国の企業からピックアップする事が可能となる。

転職に際して複数のプロセスを提供する事で、求職者にとってより好ましい企業への
転職が実現する可能性が高まる。

求職者から見れば、より魅力的なものになるだろう。
こちらも登録者数の増加に効果を発揮しそうであり、そのリリースが楽しみだ。

既存ビジネス領域での新たなサービスの追加と、全く新しい領域でのサービス開始。
今後の展開と、その先に起こるであろう業績への寄与が楽しみである。

_
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は、今期1Q・2Q決算ともに反応していない。
2018年からはボックス相場が続くが、現在はその中心となる 1,700円近辺の遙か下である。

これだけ増益を重ねているにも係わらず株価の方向性がはっきりとしないのは、期待を
織込み過ぎなのか、或いは期待されていないのか。

予想PERは 24倍程度であり、設立後 10年、IPO後 3年の堅実な成長企業の評価としては
余りにも低すぎると考えている。

前述の新たなサービスが今後開始されて巡航速度に乗った時、株価がどの位置にいるのか
今から想像するだけで、ワクワクする。

今後も長期投資で株主としてあり続け、その利潤を得続けたいと心から思う。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00524]

★ブログ村に参加・ランキングされています。 応援宜しくお願いします。
ブログ村ランキング(株 中長期投資)
ブログ村ランキング(株の基礎知識)

★アフィリエイトプログラムです。 ご利用お待ちしております。
・アマゾン ===> Amazon
・楽天市場 ===> Rakuten
・ヤフーショッピング ===> Yahoo!ショッピング



コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

カテゴリー

  1. ポートフォリオ全般

    投資再開後11年目。証券口座残高1億円達成。
  2. アイ・アールジャパンホールディングス

    6035 IRJHD 株価逆行高で +405円、 4,000円台達成
  3. 東計電算

    4746 東計電算 2017年12月期・2Q決算発表
  4. ウェルネット

    2428 ウェルネット 19年6月期・2Q決算も減益だが、割合は減少傾向
  5. ポートフォリオ月間状況

    ポートフォリオ状況 (21/10/01) 半年経過も底値圏で這う
PAGE TOP