6055 ジャパンマテリアル が11月8日の大引け後、2020年3月期・第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 79.61 ▲5.2 +20.95 |
165.97 ▲3.3 +43.68 |
– | – | 380.00 +5.8 +43.68 |
375.00 +4.4 +44.26 |
営業利益 | 12.31 ▲42.4 +15.01 |
32.41 ▲24.1 +39.52 |
– | – | 82.00 +3.7 +39.52 |
81.00 +2.5 +40.01 |
経常利益 | 12.28 ▲42.7 +14.98 |
32.54 ▲24.1 +39.68 |
– | – | 82.00 +3.5 +39.68 |
81.00 +2.2 +40.17 |
純利益 | 8.32 ▲43.8 +14.73 |
22.21 ▲24.7 +39.31 |
– | – | 56.50 +2.5 +39.31 |
59.00 +7.0 +37.64 |
前期比では1Qに続き減収減益となったが、各利益の進捗は大きく前進した。
2Qまでのコンセンサスも、各指標値で全て超過した。
[2Q累計コンセンサス]
売上高:165.91、営業利益:30.25、経常利益:30.24、純利益:21.01(億円)
会社の通期予想に対する進捗率は各利益とも 40%にも届いていないが、続く3Q・通期と
後半の追い込みに期待したい。
<決算短信より>
・オペレーション部門は、半導体工場の生産活動が拡大して半導体製造装置メンテナンス、
_超純水プラント運転管理請負業務・メンテナンスを中心に堅調に推移。
・イニシャル部門は、主要顧客のNANDフラッシュメモリ工場で取引工場での新規設備投資が
_2019年3月期後半から減速し、影響を受けている。
営業上の経費を前期と比較すると、下記の通りとなる。(単位:億円)
売上高 今期:165.97 前期:171.66 (▲_3.3%)
売上原価 今期:120.04 前期:116.24 (+_3.2%)
総利益 今期:_45.93 前期:_55.41 (▲17.1%)
販管費 今期:_13.52 前期:_13.69 (▲_1.2%)
営業利益 今期:_32.41 前期:_42.72 (▲24.1%)
売上高が減少しても原価は上昇し、粗利益を圧迫している。
引き続き、厳しい外部環境が続いている事は間違いない。
しかしその環境の中でもマーケットの予想以上の実績を挙げており、その傾向が
今後も続く事を願っている。
_
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
米中貿易摩擦の早期解決への期待から半導体メーカー等の株価は上昇傾向にあるが、
同社の株価もその流れに乗り、1Qの減益発表後3週間目に底打ち。
2Q決算発表を受けた本日は、+166円(+10.65%)の上昇でとなり2019年の高値を更新した。
今後の業績着地でその真価を問われる事となるため、後半戦もぜひ追い上げてほしい。
半導体の将来性は疑う余地はなく大いに楽しみにしており、今後も長期投資を続けたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00525]
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