3817 SRAホールディングス が11月7日の大引け後、2020年3月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 100.12 +2.5 +24.01 |
204.02 +2.2 +48.93 |
– | – | 417.00 +2.2 +48.93 |
420.00 +3.0 +48.58 |
営業利益 | 8.24 +11.6 +18.31 |
20.69 +19.8 +45.98 |
– | – | 45.00 +10.3 +45.98 |
45.00 +10.3 +45.98 |
経常利益 | 6.74 ▲32.1 +14.65 |
19.57 ▲8.5 +42.54 |
– | – | 46.00 +2.9 +42.54 |
44.00 ▲1.5 +44.48 |
純利益 | 0.53 ▲89.3 +2.12 |
▲11.31 – ▲45.24 |
– | – | 25.00 +23.5 ▲45.24 |
23.00 +13.7 ▲49.17 |
売上高は前期比で微増、営業利益は 20%近い増益となったが、経常利益は一転 9%の減益に。
そして 11億円超の最終赤字となってしまった。
今回の2Qでの最終赤字は、10月31日に業績予想の修正という形で発表している。
・為替の変動による、外貨建資産に関する為替差損 2.25億円を営業外費用に計上。
・有価証券の評価損として、 33.44億円を特別損失に計上。
合計で 35億円も損失を計上されては、いくら本業で地道に稼いでいてもひとたまりもない。
但し、投資有価証券の評価は「四半期洗替え法」を採用し一過性の評価損であるため、
会社は純利益 25億円、前期比 +23.5%の通期予想を変更していない。
正確には、していないというより出来ないのだ。
しかしこの着地には、新株を引き受けた香港 Madison Holdings の株価が戻る必要がある。
株価は1Q時点よりも下まわって推移しており、中々厳しいと言わざるを得ない。
今期は、これによる影響を最後まで引き摺りそうである。
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次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は底値圏のためか、10月31日の2Q下方修正および今回の決算発表後も、それほど
大きくは反応しなかった。
今期は期末に Madison Holdings の減損額が確定するまで、引き続き影響を受ける事になる。
株価がこれ以上、下がらない事を祈りたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00530]
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