3844 コムチュア が本日1月29日の大引け後、2020年3月期の第3四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 48.12 +15.0 +24.06 |
100.76 +18.8 +50.38 |
155.07 +19.1 +77.53 |
– | 200.00 +10.7 +77.53 |
207.00 +14.6 +74.91 |
営業利益 | 6.17 +22.1 +21.42 |
13.46 +10.9 +46.74 |
20.30 +7.1 +70.49 |
– | 28.80 +12.0 +70.49 |
29.00 +12.8 +70.00 |
経常利益 | 6.26 +22.9 +21.78 |
13.51 +10.7 +47.01 |
20.34 +6.9 +70.77 |
– | 28.74 +11.6 +70.77 |
29.00 +12.6 +70.14 |
純利益 | 4.65 +39.9 +23.00 |
9.40 +15.7 +46.51 |
13.92 +10.3 +68.88 |
– | 20.21 +11.8 +68.88 |
20.50 +13.4 +67.90 |
各指標値とも、2Qまでとほぼ同じペースで進捗した。
各利益の通期会社予想に対する進捗率は純利益ベースでは 70%を少し下まわる程度で着地。
決算のポイント:グローバルなクラウドプラットフォーマーとの連携によるソリューションの
提供や、クラウド環境の構築などでクラウド事業が大きく伸長。
(Amazon Web Service,Microsoft,Salesforce.com,ServiceNowなど)
画像出所:コムチュア株式会社 2020年3月期 第3四半期決算説明資料
事業別には、クラウドソリューション事業とデジタルソリューション事業が大きく伸びている。
画像出所:コムチュア株式会社 2020年3月期 第3四半期決算説明資料
従前のセグメント別の結果
_・ソリューションサービス関連(売上高 +18.2%、営業利益 ▲1.1%)
__主力事業であるクラウドビジネス、ビッグデータ・AI・RPAビジネスの需要が増加
__ERPビジネスでは新規導入や更新ビジネスが増加
__半面、採用人数の増加やオフィスの増床等の先行投資も増加
_・ネットワークサービス関連(売上高 +20.5%、営業利益 +28.1%)
__顧客のクラウド環境移行に伴う構築や遠隔監視ビジネス等、成長領域のシフト
__当期より連結した子会社の寄与
_・プロダクト販売関連(売上高 +70.9%、営業利益 +401.8%)
__クラウドサービスのライセンスの再販ビジネスが大きく伸長
営業上の経費を前期と比較すると、
_売上高 今期:155.07億円 前期:130.25億円 (+19.1%)
_売上原価 今期:120.19億円 前期:_99.19億円 (+21.2%)
_粗利益 今期:_34.88億円 前期:_31.05億円 (+12.3%)
_販管費 今期:_14.58億円 前期:_12.11億円 (+20.4%)
_営業利益 今期:_20.30億円 前期:_18.94億円 (_+7.1%)
原価率・販管費率は2Qに続いて前期より僅かに上昇し、営業利益の増益率に影響している。
採用増に伴う人件費の増加や、オフィス増床等の投資費用が要因となっている。
次回の4Qで、最後のスパートで利益の積み増しを期待したい。
_
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
株価は今月に入って実質的な上場来高値を更新し、一時は 2,500円台に到達した。
本日時点の終値は 2,465円となっているが、本日の決算発表を受けて明日以降はどの様な
値動きとなるのだろうか。
今後も会社として成長を積み重ねて頂き、その企業価値を高めて行く事を願っている。
そして引き続き、長期投資のスタンスで臨むつもりである。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00544]
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