アイ・アールジャパンホールディングス

6035 IRJHD 3Q決算は2倍増益、3度目の通期上方と自社株買い

6035 アイ・アールジャパンホールディングス が本日1月31日の正午、2030年3月期の
第3四半期決算を発表した。

指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。

実績(億円)
前期比(%)
対通期会社予想 進捗率(%)
通期予想(億円)
前期比(%)
直近進捗率(%)
1Q 2Q 3Q 4Q 会社 IFIS
売上高 21.69
+56.3
+36.15
33.98
+32.7
+52.28
50.98
+37.0
+71.80
71.00
+47.1
+71.80
68.00
+40.8
+74.97
営業利益 12.42
+121.8
+57.7
14.74
+70.8
+56.69
23.18
+103.7
+72.21
32.10
+123.8
+72.21
27.00
+88.3
+85.85
経常利益 12.41
+114.9
+57.72
14.71
+67.2
+56.58
23.15
+100.6
+72.12
32.10
+121.7
+72.12
27.00
+86.6
+85.74
純利益 8.47
+115.5
+58.41
10.09
+68.4
+57.66
15.92
+102.4
+73.03
21.80
+123.2
+73.03
18.20
+86.5
+87.47

前期に比べて売上高は4割近く増え、各利益は2倍という素晴らしい着地となった。
通期のコンセンサスも前回より増額されていたが、会社は3たび上方修正し、これを超えた。

売上高は +9%程度、各利益は +24%程度と更に増額された。

業績予想の修正理由として、SRコンサルティング業務に加え、PA・FAを結合させた投資銀行
業務で大型プロジェクトの業務受託契約締結が増加したことを挙げている。

<決算短信より>

SR(株主対応)アドバイザリー業務の幅が広がり、既存・新規の受託件数が増加。
開示済みの大型プロジェクト案件が着実に完了した。

・株主判明や議決権調査、機関株主とのエンゲージメント関連、アクティビスト対策、
_コーポレート・ガバナンス改善、資本政策、取締役会実効性評価、独立社外取締役紹介等
_既存・新規の受託幅が一段と広がった。
・PA・FAが結合された、投資銀行の既大型プロジェクトが着実に完了し収益を計上。
・新たな大型プロジェクトの受託が大幅に増加。
_(上場企業間の支配権争奪PA・FA、アクティビスト対応のPA・FA、MBO関連FA)
・プレースメント・エージェント業務の第1号、福島銀行のFAでSBIHDへの第三者割当増資
_及び資本業務提携契約の支援業務を完結。

ディスクロージャーコンサルティング(売上 ▲12.4%)、データベース・その他(売上 ▲4.2%)
に比べて、売上比率が9割近いIR・SRコンサルティング(売上 +47.1%)が絶好調である。

期末配当予想は 30円で据え置かれ、年間では 55円の予想となっている。
今回の上方修正で予想 EPSは 122.37円となり、従来の 98円から大きく増額された。

前期実績はEPS 54.82円で年間配当は 38円。配当性向 69.3%という気前よさ振りである。

今期予想 EPS 122.37円なら同じ配当性向では年間配当は 84円。中間は 25円なので
もしかすると期末配当は 60円行くかも? 現在の予想は30円、楽しみに待ちたい。

<自己株式取得>

上限株数 55,000株、取得金額3億円を上限に、自己株式の取得を同日決議した。

前回は2019年8月9日に決議し、結果は取得株数:29,900株(取得総額1.09億円)であったが
今回はどこまで取得できるだろうか。期待して待つ事としたい。

_
最後に、これまでの株価について。
同社株式の週足チャート及び純利益の推移は下図の通りである。

本日は決算発表直後は前日比 +690円で 6,150円を記録したが、その後は利益確定売りに
押され、前日比 ▲80円で終了した。

大幅上昇で終える事は出来ず、長い髭足を残す結果となった。
まぁ良い。評価されてそのまま行くか、後からジワジワと昇って行くかの違いだけだ。

目先はともかく、業績が伸び続けている限り何れマーケットも評価せざるを得ないのだから。

今後も株主として、末永くその成長を見守り続けて行く所存である。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00545]

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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