2127 日本M&Aセンター が1月30日の大引け後、2020年3月期の第3四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 79.67 +29.1 +24.59 |
176.96 +23.1 +54.62 |
261.57 +15.1 +80.73 |
– | 324.00 +13.8 +80.73 |
343.50 +20.7 +76.15 |
営業利益 | 38.96 +51.0 +28.36 |
91.86 +32.3 +68.04 |
128.53 +18.7 +95.20 |
– | 135.00 +7.7 +95.20 |
155.50 +20.7 +76.15 |
経常利益 | 39.28 +51.5 +29.10 |
92.45 +32.9 +68.48 |
130.03 +20.1 +96.32 |
– | 135.00 +7.7 +96.32 |
157.00 +25.3 +82.82 |
純利益 | 26.81 +31.4 +29.40 |
63.37 +26.1 +69.48 |
90.48 +18.2 +99.21 |
– | 91.20 +2.8 +99.21 |
105.50 +19.0 +85.76 |
純利益では前期比 +18%の増益となり、通期予想に対する進捗率は99%となった。
つまり4Q単体で赤字にでもならない限り、通期予想をほぼ達成した事になる。
会社は予想を上方修正しなかったが、今後のお楽しみという事だろう。
そしてIFISコンセンサスは前回2Qより上方修正されたが、これに対する進捗率も85%と
超過着地となり、マーケットの期待以上の着地となった。
期間中のM&A仲介件数は、下記の通りとなった。
画像出所:株式会社日本M&Aセンター IR Report 第3四半期 決算説明資料
・3Q単体では 224件、前期は 220件で前期比 +1.8%
・3Q累計では 743件、前期は 605件で前期比 +22.8%
3Q単体の件数としては、前期から殆ど伸びていない。四半期毎に業績を見ると
・売上高は、1Q:79.67、2Q:97.29、3Q:84.61(億円)
・純利益は、1Q:26.81、2Q:36.56、3Q:27.21(億円)
となり、何れも3Q単体で見ると、加速した2Q単体に対して再び減速している。
3Q単体での売上高も、前期の 83.39億円に対して 1.46%の増収に留まった。
今回の好調な着地は、やはりペースアップした2Q単体での貯金によるものが大きそうだ。
最後の4Qで売上確定の案件件数や金額のペースを上げ、上方着地の度合いを高められるか。
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3Q期間中のセミナーは、東北エリアで集中的に 7会場、その他は愛知、大阪、福岡で開催。
また、製造、給食・弁当、製パン、物流、食品卸、医療など各業界向セミナーを多数開催。
また会員である会計事務所は、2018年12月の 853から 50増加し 903事務所となった。
TOKYO PRO Market 上場支援事業では、22年度中に 100件のJ-Adviser契約を目標としている。
画像出所:株式会社日本M&Aセンター IR Report 第3四半期 決算説明資料
M&A事業との融合や相乗効果により、新たなビジネスの創出に期待が掛る。
将来の成長が楽しみな、新たな事業の幕開けに期待したい。
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最後に、これまでの株価の動きを確認してみたい。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
これまでの株価は、前回の2Q決算が純利益で 26%増益となった事を受けて大きく上昇。
その後も上昇を続け、1月20日には実質的な上場来高値となる 4,110円を付けた。
しかしその後は下落に転じ、3Q決算発表後の31日には一時ストップ安となる下落に。
終値はストップ安から70円戻し 3,180円、前日比 ▲630円の大幅安となった。
コンセンサスと比較しても、そこまでマーケットの期待に届かない決算とは到底思えず、
マーケットが何を考えているのか、全くわからない結果となった。
マーケットの評価に一気にしても仕方が無い。今後の事業の成長を期待しながら、
引き続き長期投資のスタンスで保有を続けて行きたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00546]
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