システナ

2317 システナ 20年3月期・3Q決算は15%増益

2317 システナ が本日2月4日の大引け後、2020年3月期の第3四半期決算を発表した。

指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。

実績(億円)
前期比(%)
対通期会社予想 進捗率(%)
通期予想(億円)
前期比(%)
直近進捗率(%)
1Q 2Q 3Q 4Q 会社 IFIS
売上高 152.46
+13.1
+24.14
314.11
+15.4
+49.74
473.35
+10.0
+74.96
631.47
+5.7
+74.96
654.00
+9.5
+72.38
営業利益 18.64
+27.0
+23.70
41.09
+27.0
+52.24
59.80
+15.1
+76.03
78.65
+14.0
+76.03
83.88
+21.5
+71.29
経常利益 18.17
+28.0
+23.84
39.61
+26.5
+51.97
57.91
+14.7
+75.98
76.22
+13.7
+75.98
81.17
+21.0
+71.34
純利益 12.30
+30.5
+23.93
26.80
+27.9
+52.14
39.03
+15.1
+75.93
51.40
+12.1
+75.93
55.33
+20.7
+70.54

3Qも問題無く進捗し、通期予想に対する進捗率は 経常利益・純利益とも 75%台を確保。
純利益ベースでは、前期比 15%増益での着地となった。

市場のコンセンサスは2Q時点より上方修正されたが、進捗率は 70%台を維持している。

<決算短信より>

・ソリューションデザイン事業(売上高 +9.9%、営業利益 +8.1%)
_車載:ITSに関わるアプリ開発や、モビリティサービスに関わる新たな領域で受注を獲得。
_社会インフラ:5G通信のインフラ整備に関わる業務で売上を大きく伸ばした。
_ネットビジネス:5Gに向けたサービスの改修と新規開発・評価業務で売上を伸ばした。
_スマートデバイス/ロボット/AI:省人力化の業務用途のロボット等、新たな分野で受注を拡大。
_業務システム:OSSや自動化ツールによる短納期・低コストのサービスで売上が伸長。

・フレームワークデザイン事業(売上高 +9.2%、営業利益 +25.4%)
_金融分野は、新規の金融、保険、業務システム開発が引き続き堅調に推移。
_新規サービス分野は、RPAツールのライセンス販売と導入支援、開発支援等が堅調に推移。

・ITサービス事業(売上高 +10.3%、営業利益 +15.9%)
_従来の派遣型サービスから、「ITサポート」、「ITインフラ構築」といった請負型業務へシフト。
_1Qに続き、戦略的IT活用を支援する「PMO」に注力した結果、高付加価値案件の受注が拡大。

・ソリューション営業(売上高 +10.4%、営業利益 +29.1%)
_Windows7搭載機の更新需要に加え、システムの一括案件など多くのサーバーソリューションを
_獲得し、計画を上回った。

・クラウド事業(売上高 +26.9%、営業利益 ▲0.4%)
_「GSuite」や「MicrosoftOffice365」と連携する『Cloudstep』が大型案件の受注に成功。
_DXを推進する大手企業の部門から、ビジネスアプリプラットフォーム『Canbus.』を多く引き合い。

利益率が高いのはソリューションデザイン事業であり、その売上は確実に伸びている。


画像出所:株式会社システナ 2020年3月期 第3四半期業績概要および中期経営計画

また2024年3月期までの中期5ヶ年経営計画では、ソリューションデザイン事業の売上構成比率を
40%超まで高め、半数以上の営業利益を稼ぎ出す構想となっている。


画像出所:株式会社システナ 2020年3月期 第3四半期業績概要および中期経営計画

車載システムや5G関連を含む社会インフラを中心として、今後の大きな成長を期待したい所である。

また同日、子会社IDYによる5G対応エッジゲートウェイのスペインでの見本市への動作展示を発表。
新たなビジネス機会の発掘を期待したい。

また同じく、米国UiPath社の日本法人UiPath株式会社より「Rookie of the Year」の受賞を発表。

日本におけるRPAビジネスの拡大、働き方改革を推進し、UiPath製品・ソリューションの国内展開に
大きく寄与・貢献した企業に贈られる賞という事である。

日頃のビジネスの成果が認められたという事であり、株主として嬉しいニュースである。

_
最後に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。

株価は今期2Q決算発表後は 1,500円を底値にほどなく上昇モードとなり、1月14日には 1,968円の
実質的な上場来高値を付けた。

今回のそつなくまとめた3Q決算を受けて、再び上昇モードで先ずは 2,000円を目指す展開となるか。

今後も継続的な成長を成し遂げると確信しており、引き続き株主として応援して行きたい。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00548]

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コメント

  • コメント (4)

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    • テクマト
    • 2020年 2月 06日

    システナやコムチュアを保有されてて、テクマトリックスはお持ちで無いのですね。
    是非、テクマトも考察して見て下さい。

      • 圭壱
      • 2020年 2月 06日

      ありがとうございます。
      クラウドとコールセンターが好調ですね。
      将来の購入候補に加えさせて頂きます。

        • テクマト
        • 2020年 2月 13日

        ご回答有難うございます。
        テクマトはNOBORI という医療向けサービスに期待しています。
        是非とも宜しくお願いします。
        後は、PCIホールディングスという銘柄を仕込んでいる最中です。
        システナ、コムチュア、テクマトに続くと良いのですが?

          • 圭壱
          • 2020年 2月 13日

          テクマト様、こんばんは。
          IT企業は期待度の高いものが多いですね。
          情報ありがとうございます。

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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