M&Aキャピタルパートナーズ

6080 M&ACP 20年9月期・1Q決算は ▲99%でストップ安

6080 M&Aキャピタルパートナーズ が1月30日の大引け後、20年9月期の第1四半期決算を発表した。

指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。

実績(億円)
前期比(%)
対通期会社予想 進捗率(%)
通期予想(億円)
前期比(%)
直近進捗率(%)
1Q 2Q 3Q 4Q 会社 IFIS
売上高 12.95
▲66.7
+9.45
137.06
+8.9
+9.45
139.41
+10.7
+9.29
営業利益 1.14
▲94.2
+1.93
59.00
+0.8
+1.93
62.52
+6.8
+1.82
経常利益 1.15
▲94.1
+1.94
59.05
+0.9
+1.94
62.48
+6.7
+1.84
純利益 0.13
▲99.0
+0.32
40.54
+3.3
+0.32
42.29
+7.7
+0.80

純利益は何と前期比 99%減益でほとんどゼロという、かつて無い酷い着地となってしまった。
果たして実態はどうなのか。

_・前期比で成約件数が減少、特に大型案件が9件から1件への減少が大きな要因。
_・売上原価、販管費は何れも減少(▲52.5%、▲15.1%)。
_・1Q末時点の受託案件数は 274件と、前期末 226件から大幅に増加。
_・大型案件の受託案件数も、順調に進捗。
_・受注残参考指標の前受金は過去最高となり、前期比 +57.2%と順調に積み上げ。

以上より、通期業績予想は十分に挽回し達成できるとしている。

M&A成約案件数の推移(前期 → 今期)
_・M&A成約件数   29件 → 23件
_・手数料 1億円以上 _ 9件 → _1件
_・手数料 1億円未満  20件 → 22件

今期の成約実績件数は、大幅なスロースタートとなった。


画像出所:M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2020年9月期 第1四半期決算説明資料

一方で 1Q末の受託案件数は、前期末より大きく増加している。


画像出所:M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2020年9月期 第1四半期決算説明資料

今後は通期で受託案件数を伸ばし、成約件数の増加に繋げる事が出来るかどうかに掛っている。

中小企業の事業承継ニーズ支援の強化のため、2019年8月にみずほ銀行と業務提携契約を締結
しており、そのパイプラインを通じた紹介により案件数が増加して行く事を願いたい。

_
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。

決算発表翌日の1月31日は、当然の如くストップ安に。そこからは少しずつ切り上げている。

兎に角、残り2Q以降で少しでもスピーディに売上実現へと結び付けて行くしかない。
かなり厳しい環境だが、頑張って通期で帳尻を合わせてくれる事を期待している。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00551]

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 Author : 圭壱

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 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

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保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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