6556 ウェルビー が2月13日の大引け後、2020年3月期・第3四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 15.93 +15.7 +23.65 |
32.86 +15.2 +48.78 |
50.40 +17.0 +73.50 |
– | 68.57 +19.2 +73.50 |
69.00 +20.0 +73.04 |
営業利益 | 4.39 +21.2 +24.55 |
9.46 +16.7 +52.91 |
14.63 +22.8 +79.12 |
– | 18.49 +23.7 +79.12 |
19.00 +27.1 +77.00 |
経常利益 | 4.40 +21.4 +24.62 |
9.48 +17.0 +53.05 |
14.61 +22.8 +79.23 |
– | 18.44 +25.4 +79.23 |
19.00 +29.2 +76.89 |
純利益 | 2.77 +23.7 +22.78 |
6.14 +18.8 +50.49 |
9.37 +24.4 +75.02 |
– | 12.49 +26.0 +75.02 |
13.00 +31.2 +72.08 |
3Qより連結決算に移行し通期業績予想も発表されたため、上記はそれを反映している。
各利益は前期比で 20%以上の増益となり、進捗率も問題ない着地となった。
市場のコンセンサスに対しても、経常利益ベースでは標準的な進捗率を超過した。
事業所については、3Q単独期間中の新設はなく、2Q終了時点から増減はなかった。
画像出所:ウェルビー株式会社 2020年3月期 第3四半期 決算説明資料
_・就労移行支援事業所(ウェルビー) :累計 69
_・児童発達支援事業所(ハビー) :累計 22
_・放課後等デイサービス事業所(ハビープラス):累計 _6
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__トータル :累計 97
今期の出店計画は全部で 12拠点であり、実績は1Q:3拠点、2Q:1拠点、3Q:0拠点となっている。
残りの 8拠点が、最後の4Q期間で計画通り出店される事を願っている。
_
また、株式会社アイリスの全株式を取得し、子会社化した。
1月30日に発表し、2月5日に全株式の取得を完了。
大阪で 9ヶ所の児童発達支援や放課後等デイサービスの多機能事業所と相談支援事業所を
運営しており、幼児から高校生まで幅広い年齢層の利用者にサービスを提供。
画像出所:株式会社アイリス
ウェルビーは近畿圏は大阪 2ヶ所、兵庫 1ヶ所で何も未就学児を対象とする「ハビー」のため
近畿圏の事業拡大の機会を模索しており、本格進出とシナジー効果を狙う。
取得価格はアドバイザリー費用等を含め、2億円程度。
2019年3月期の業績は売上高 4億円程度、各利益は前期から急減し 400万円未満。
前の2期が純利益で 3千万円弱あったので、何故なのかは少し気になる。
BPSは 25万円程度、これを1株当たり 46万円程度で取得している。
子会社化に伴い本体から新たに着任した浜地社長は、本体の専務と昨年4月に設立した
障がい者雇用のコンサルティング子会社「ウェルビーリンク」の社長を兼務している。
兼務職で経営の舵取りが務まるのか若干不安もあるが、今回の買収を機に、シナジー効果が
発現される事を期待したい。
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次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
株価は相変わらず方向感の無い動きだが、決算発表を受けて14日は 80円高となった。
段々と煮詰まり感が出ており、三角保ち合いっぽく見えなくも無い。
株価はともかく、今後の子会社を含めた事業所と雇用コンサルティングの長期的な成長で
業績の規模が拡大して行く事を願い、引き続き長期投資をして行きたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00553]
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