3763 プロシップ が1月30日の12時30分、20年3月期の第3四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績(億円) 前期比(%) 対通期予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社予想 | |
売上高 | 12.29 +45.1 +24.58 |
22.82 +27.6 +45.64 |
33.58 +15.8 +67.16 |
– | 50.00 +12.5 +67.16 |
営業利益 | 1.40 ▲35.3 +8.64 |
3.91 ▲15.8 +24.14 |
7.19 ▲13.2 +44.38 |
– | 16.20 +5.6 +44.8 |
経常利益 | 1.47 ▲35.6 +8.91 |
4.20 ▲13.2 +25.45 |
7.77 ▲11.0 +42.09 |
– | 16.50 +3.5 +42.09 |
純利益 | 0.93 ▲38.5 +8.19 |
2.82 ▲15.4 +24.85 |
5.25 ▲12.1 +46.26 |
– | 11.35 +4.4 +46.26 |
引き続き増収減益となったが、通期予想に対する各利益の進捗率は段々と加速している。
企業のIFRS(国際会計基準)対応や働き方改革、ガバナンス強化等に伴うシステム投資
を受け、売上高は増加。
しかし利益は、退職給付費用や研究開発費、広告宣伝費、人材募集費等が増加し減少。
<パッケージソリューション事業>
_主力の固定資産ソリューションは、IFRS対応を中心に新規ユーザーの獲得や
_既存ユーザーへのバージョンアップを推進。
_売上高:32.05億円(前期比 +16.5%)、営業利益:6.89億円(前期比 ▲12.8%)
<その他事業>
_主にプロシップフロンティアにて、既存顧客からの継続案件や追加案件の獲得を推進。
_売上高:2.32億円(前期比 +10.7%)、営業利益:0.28億円(前期比 ▲20.1%)
今期の通期予想については、
・受注高は増加しており、堅調に推移。
・費用面は、退職金規程の改定による退職給付費用の追加計上も含め、当初見込通り。
であり、変更はないとしている。
<損益計算書より>
_売上高 今期:33.58億円 前期:29.00億円 (+15.8%)
_売上原価 今期:17.86億円 前期:13.87億円 (+28.7%)
_総利益 今期:15.72億円 前期:15.13億円 (_+3.9%)
_販管費 今期:_8.53億円 前期:_6.85億円 (+24.5%)
_営業利益 今期:_7.19億円 前期:_8.28億円 (▲13.2%)
引き続き、売上高の伸び率以上に売上原価が増え、粗利益ベースでは増益を確保したが
同時に販管費も大きく増えたため、営業利益は減益となった。
今期は一貫して退職金給付の増額が利益に影響しているが、従業員の待遇改善であり
株主としては堪え忍ぶしかないと言えそうだ。
_
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
これまで上昇していた株価は、3Q決算発表前に大きく下落し発表後も更に急落。
折角ボックスを上抜けたのに、これで元の位置に戻ってしまった。
今期は中々厳しいが、スピードを上げている進捗を更に加速させて想定通りに着地させ、
来期の増収増益予想に繋げて行ってほしい。
今後も継続して投資を続け、その成長を見守って行きたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00555]
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