<Written by 圭壱(Twitter : 圭壱@長期投資)>
6080 M&Aキャピタルパートナーズ が4月30日の大引け後、20年9月期の第2四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。市場のコンセンサスも併記。
実績(億円) 前期比(%) 対通期会社予想 進捗率(%) |
通期予想(億円) 前期比(%) 直近進捗率(%) |
|||||
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 会社 | IFIS | |
売上高 | 12.95 ▲66.7 +9.45 |
56.54 ▲21.3 +41.3 |
– | – | 137.06 +8.9 +41.3 |
141.10 +12.1 +40.1 |
営業利益 | 1.14 ▲94.2 +1.93 |
23.86 ▲32.3 +40.4 |
– | – | 59.00 +0.8 +40.4 |
67.70 +15.6 +35.2 |
経常利益 | 1.15 ▲94.1 +1.94 |
23.86 ▲32.3 +40.4 |
– | – | 59.05 +0.9 +40.4 |
67.70 +15.6 +35.2 |
純利益 | 0.13 ▲99.0 +0.32 |
15.38 ▲34.6 +37.9 |
– | – | 40.54 +3.3 +37.9 |
45.40 +15.7 +33.9 |
惨憺たる結果で殆ど利益の無かった1Qからは大きく取り戻し、減収減益ながらも
通期予想に対する進捗率は 40%近い着地となった。
また、この環境下に関わらずコンセンサスは1Q時点より引き上げられ、市場の期待は
大きいものとなった。
コンセンサスには届かずに終わったが、先ずは大きく前進したので安堵である。
_・2月頃からセミナー規模を縮小するなど、営業活動に軽微な影響が出ている。
_・顧客企業のテレワーク導入や出張制限の影響で、案件進捗に遅れが生じた。
_・成約件数は減少、高単価の大型案件が15件から9件に減少。
M&A成約案件数の推移(前期 → 今期)
_・M&A成約件数 71件 → 61件
_・手数料 1億円以上 15件 → _9件
_・手数料 1億円未満 56件 → 52件
画像出所:M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2020年9月期 第2四半期決算説明資料
2Q末の受託案件数は1Q末と変わらず、早くも営業活動が停滞した影響が出ている。
画像出所:M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2020年9月期 第2四半期決算説明資料
四半期毎の成約件数の予測は困難だが、現時点で十分な保有案件数を確保しており
前受金残高も引き続き増加のため、通期業績は十分達成できる見通しとしている。
ただコロナウイルスの影響として、新規営業活動の自粛や在宅勤務への切り替えなどにより
一部案件の受託に影響が出ているとしており、予断を許さない状況である。
M&A案件は双方企業と当社が一体となって進めるものであり、今期の活動は困難を極めると
思われる。見えない壁であるが、今は耐えるしかない。
_
次に、これまでの株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
1Q決算の発表後はストップ安、一旦は戻すも2月中旬以降は急落で 3月23日に1,726円まで
突っ込んだ後に反転。2Q決算発表後の5月1日は前日比 ▲268円、2,777円となった。
会社の業績は今後も厳しい事が予想される中、株価は何処を目指して動くのだろうか。
霧が晴れた後の世界に希望を持ち、引き続き長期投資で応援して行きたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00562]
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