<Written by 圭壱(Twitter : 圭壱@長期投資)>
7730 マニー が10月9日の大引け後、2020年8月期の本決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった(前期比、対予想着地率)。
・売上高 :152.00億円(▲17.1%・105.2%)
・営業利益:_43.40億円(▲26.0%・114.9%)
・経常利益:_44.24億円(▲22.2%・117.2%)
・純利益 :_33.29億円(▲45.4%・111.4%)
・1株利益:33.83円
・1株配当:22円(中間:11円、期末:11円)
また、同時に発表した2021年8月期の業績予想は下表の通りとなった(前期比)。
・売上高 :175.42億円(+15.4%)
・営業利益:_56.43億円(+30.0%)
・経常利益:_54.62億円(+23.5%)
・純利益 :_37.84億円(+13.7%)
・1株利益:38.45円
・1株配当:23円(中間:11円、期末:12円)
<当期の結果>
・新型コロナウイルスの影響により、マーケティング活動が制限。
・世界的に外科手術・医療処置が減少し、全セグメントで売上が減少。
・ベトナム工場のクリーンルーム火災により、一時的に受注が減少。
・サージカル、アイレス針、デンタルの各セグメントの開発部門を集約。
<今期の予想>
・サージカルは、品質評価の高い眼科ナイフの売上増加を見込む。
・デンタルは、中国などの新興国市場での拡販活動による増加を見込む。
・懸案のアイレス針は、海外大口顧客の在庫調整の影響で微増を見込む。
当期はやはりコロナウイルスの影響で直接的な施術件数が減少し関連器具の販売が
振るわず、また今後に向けた営業活動も制限された。
それでも、純利益は通期予想を 11%ほど上回っての着地となった。
また、ベトナムで発生した工場クリーンルーム火災による特別損失を 2億円計上。
当期の活動自粛の結果は、今期も引き続きある程度は残ると予想している様だ。
EPSは2019年8月期は特別利益があるため、2018年8月期の 38.3円と比較すると
今期はそのレベルに戻って来る予想となっている。
環境が不明瞭な中で保守的ながらも、いわゆるV字回復予想となっており期待している。
また髙井社長が会長に退き、新たに齊藤社長となる人事を株主総会に付議する予定。
新体制での、事業力の強化にも期待したい所だ。
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次に、直近の株価の動きを確認してみる。
同社株式の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移は、下記の通りである。
今年の1月に株価 2,760円で念願が叶って投資後、コロナを機とした下落に巻き込まれて
1,800円割れの水準まで下落。
しかしその後何故か一気に 2,700円近くまで戻し、上下の後に買値付近で落ち着いている。
通期予想を上回る着地を見せ、今期も二桁の増収増益予想となった事で市場の雰囲気が
変わり、一段上を目指す展開になる事を期待したい。
施設建設のため栃木県内に広大な用地を取得するなど、先行投資も確実にこなしつつ
3割近い営業利益率で、今後も安心して保有を続けられる企業である。
長期的な企業価値、そして株主資本の増大が今から楽しみである。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00582]
マニーは今後どうなりますかね。
今期は減益予想ですし今は逆風ですね。
でも中期的に見れば拾い所なのかも知れませんね。