eBASE

3835 eBASE への新規投資

<Written by 圭壱(Twitter : 圭壱@長期投資)>

昨日10月30日、3835 eBASE に新規に投資した。

同日11時、同社は2021年3月期の2Q決算および通期業績予想を発表。

指標毎の着地状況は、下記の通りとなった(前期比、対通期予想進捗率)。

・売上高 :18.99億円(_▲6.9%・45.8%)
・営業利益:_3.74億円(▲22.2%・35.0%)
・経常利益:_3.90億円(▲22.0%・35.5%)
・純利益 :_2.67億円(▲21.9%・35.6%)

また、2021年3月期の業績予想は下記の通りとなった(前期比)。

・売上高 :41.50億円(▲6.6%)
・営業利益:10.70億円(▲17.2%)
・経常利益:11.00億円(▲17.3%)
・純利益 :_7.50億円(▲17.1%)

・1株利益:16.3円
・1株配当:4.9円(期末:4.9円)

何れも、大幅な減収減益となった。且つ2Qの進捗率も 35%台と低迷している。
また、配当予想は前期の 5.95円から減配。同社は、配当性向 30%を下方にも厳密に守る。

この発表を受けて、株価はほぼ垂直に落下。
それまで 1,200円程度で推移していたものが、あっという間に 1,000円割れに。

終値の下落率は 18%台となり、東証1部の値下がり率1位となってしまった。

1,000円割れはコロナショック後の第1次上昇終了後の5月の安値以来であり、拾う事に。

今期の業績低迷振りを考慮するともう少し待つ手もあるが、考えた末に決断した。

ヤ○ー板を見ると、全く的を得ない売り煽り投稿がはびこっていた。
こういう時は、得てして投資のチャンスとなるケースも多い。

ただまぁ少なくとも来期予想が出る来年5月までは、ぐずぐずした展開になるのだろう。
半年間はひたすら我慢する前提で、投資する事にした。当然、長期投資である。

_
20年前の創業以来、業容は確実に拡大し成長を続けている。


eBASE株式会社 2020年3月期決算説明 【個人投資家向け】資料

財務状態は全く問題無く、安心して長期投資が出来そうだ。

<前期末時点>
_・自己資本比率:89.9%
_・営業キャッシュフロー:9.9億円
_・保有キャッシュ類:27.7億円

_
同社の事業は2種で構成され、前期の売り上げ比率と経常利益率は下記の通りとなる。

1.eBASE事業:47% 経常利益率:49%

2.eBASE-PLUS事業:53% 経常利益率:13%

2はIT開発アウトソーシングであり、案件次第のフロービジネスで利益率も一般的だ。

当然期待するのは1でパッケージソフトの継続契約であり、ストックビジネスである。
利益率も約 50%となっており、ブルーオーシャン領域に足を踏み入れつつある。

今後も、この世界で安定的に稼ぎ続けられるだろう。

1の売上比率が高まり、今後長きに亘り成長していく事に焦点を当てて今回投資した。

eBASE事業は、下記の3商品に分類される。
・統合商品情報管理のパッケージソフト「eBASE」
・商品データのクラウドプールサービス「商材えびす」
・商品マスターデータマネジメントシステム「MDMeBASE」

eBASEはデータベースを核とした商品情報の管理ソリューションであり、商材えびすは
業種別に特化した、企業間の商品情報連携のためのフレームワークである。

社内にサーバーを構築し、大規模利用の企業は食品業界(メーカー、卸、小売り、外食)が
殆どを占める。

食品は人間の口に入るものであり、何かあれば大きな問題に直結する。


eBASE株式会社 2020年3月期決算説明 【個人投資家向け】資料

不良品や事故が発生した時、瞬時にその経路を上流に遡って洗い出し、同様の問題を抱える
可能性のある商品を特定する事(トレーサビリティ)は不可欠である。

食品業界においては、何か事が起きた時のために商品のトレーサビリティを維持するのは
経営上の重要な課題である。

同社は、その経営課題を文字通り「ソリューション」する製品を提供しているのである。

そして、食品は人間に不可欠なので景気に左右されず耐不況性が強い。
外食するにしろ自炊にしろ、スーパーで買うにしろネットで買うにしろ、同社の領域だ。

10年後や20年後の、企業価値の成長が今から楽しみである。

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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00583]

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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