2月2日を頂点とした今回の急落から、4週目の相場が終了した。
この間の株価指数は、日経平均株価は2月14日に一旦底を打ち少しずつ上昇していたが、
今週に入りNYダウが3日連続で急落。
日経平均株価もこれを追いかける様に、28日より3日連続で再び急落の様相を呈した。
2月2日からの各指数の推移を、下図に表す。
NYダウ、日経225、東証マザーズ、日経JASDAQの各指数の終値の推移である。
表示日付は日本の取引日で、NYダウはそれぞれ直前の取引日の終値。
東証マザーズ指数と日経JASDAQ指数は、それぞれ 20倍・6倍している。
最近は、NYダウと日経225の値動き及びその差はほとんど同じである。
2月2日からの値位置は
・ダウ:1日終値 26,186ドル → 3月1日終値:24,608ドル(94.0%)
・日経:2日終値 23,274円 → 3月2日終値:21,181円 (91.0%)
であり13日以降、その差は縮まらない。
一方で小型株指数は
・ジャスダック:2日終値 4,270 → 3月2日終値:4,066 (95.2%)
・東証マザーズ:2日終値 1,324 → 3月2日終値:1,213 (91.6%)
となっており、マザーズは最初の5日・6日の下落率が大きく日経225並みであるが、
日経JASDAQはNYダウを抜いてトップである。
個人投資家のセンチメントの影響を強く受けやすい、2つの小型株指数が14日の大底後は
比較的強く推移している。
そして今週は下げたとはいえ、大型株指数と比較すると抵抗を示している。
週末のNYダウの下げが少し落ち着きつつあるのがせめてもの救いであるが、何かまた嫌な
雰囲気になりつつある。
日本は企業業績が好調であるにも関わらず、米国のちょっとした経済指標や政策の発表と
それを受けたNYの相場動向に神経を尖らせる相場となってしまっている。
こういう時は、何をどうジタバタしても無駄であろう。
相場自身が落ち着きを取り戻し、また力強く上昇するその時期まで根気よく待つしかない。
投資先企業の成長を信じ、腹を括って臨みたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00209]
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