<Written by 圭壱(Twitter : 圭壱@長期投資)>
本日4月12日、4733 オービックビジネスコンサルタント に新規に投資した。
株価は昨年のコロナ急落時の 3,240円を底値に 8月まで上昇を続け、10月まで下落後に
11月末には 7,500円を突破。そこから再び下落の最中となる。
今期予想 EPSに対する予想 PERは 47倍程度であり、4月28日発表予定の来期予想でどうなるか。
中小企業向けの総合業務パッケージ「勘定奉行」のTVCMでお馴染みの会社である。
4684 オービック のグループ企業であり、同社の持分法適用会社で36%程度の株式を保有する。
同社および当社の野田会長も 30%程度を保有する大株主となっている。
国内の中小企業に広く浸透しており、最近のソリューションの流れとしてクラウドへの移行も
当然の事ながら抜かりなく行われている。
ROEとROA こそ低いものの、売上金営業率は 4割を超え抜群の高収益率を誇る企業である。
業績は19年3月期まで順調に最高益を更新して来たものの、20年3月期は僅かに減益となった。
今期も会社の予想は減収減益であり、純利益で ▲8%の減益予想となっている。
第3四半期時点の業績の前期比と通期予想に対する進捗率は、下記の通りとなる。
・売上高_:▲_7.1%、進捗率:69.5%
・営業利益:▲11.1%、進捗率:68.0%
・経常利益:▲_9.4%、進捗率:69.3%
・純利益:_▲11.4%、進捗率:70.1%
ただこれは一過性の業績の落ち込みであり、長期的に見れば拾い処であると考えている。
新型コロナによる中小企業の投資抑制に加え、各ソフトウェアやOSのサポート終了に伴う特需と
その反動などが要因であり、これらは定期的に発生するものだ。
新型コロナへの対応としては、例年開催のリアルイベントをオンラインに切り替え対応。
・販売パートナー向け「OBCパートナーカンファレンス2020」を開催(10月)
・ユーザー向け「奉行クラウドフォーラム2020」を開催(11月)
など、ビジネス機会の会得に向けて新しい形式で対応している。
今期上期の売上高は前期比で ▲12%の減収も、クラウド関係は 40%近い伸びを示している。
今後もこの部分は、各社のDX投資の高まりと共に伸び続けて来るだろう。
画像出所:株式会社オービックビジネスコンサルタント 2021年3月期 決算 第2四半期決算説明会
奉行クラウドは各社の主要なクラウドシステムと連携しており、親和性が高い。このため導入時や
その後の中小企業各社の展開に柔軟に対応でき、負担の少ないものとなっている。
画像出所:株式会社オービックビジネスコンサルタント 2021年3月期 決算 第2四半期決算説明会
総務・人事・労務・勤怠・給与・財務会計・年末調整といった本社機能における主要業務から、
仕入管理・販売管理・在庫管理、固定資産管理、債権管理、請求管理などの各事業管理まで
オールマイティに対応する。
同社のクラウドシステムにより、中小企業のDX化の推進を丸ごとフォローする事が可能だ。
奉行クラウドを核として各業務に特化したクラウドの導入により、データの相互連携も活かせる。
会社の規模も大きく、ある程度成熟しているため急成長とは対極にある。
だが圧倒的なネームバリューと強固な販売パートナーを武器に、今後少しずつでもストックを
積み重ねて行けると考えている。
強固な財務体質と豊富なキャッシュを保有しており、新しいビジネスの創出にも期待したい。
DX化の波に乗り、安定的に成長して行ける強い企業として長期投資で見守って行く考えだ。
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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00589]
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