<Written by 圭壱(Twitter : 圭壱@長期投資)>
4月15日に 4057 インターファクトリー に新規に投資した。
株価はこんな感じである。下図は同社株価の日足チャート。
昨年8月に東証マザーズに上場後、初値の 5,000円処から一気に 9,000円まで急騰。
その後は一転して下落トレンドとなり、底値は 2,500円程度、現在は 2,700円程度。
昨年末に一旦底を付けた後は年明けに 4,000円程度まで上昇も、結局は元の木阿弥に。
現在も底練りの状態が続いている。
公募価格は 960円であり、その 2.7倍程度の水準となる。
無配で今期予想 EPSは 34.89円であり、予想 PERは 77倍程度だ。
4月14日の大引け後に3Q決算を発表。
・売上高_:+16.5%、進捗率:71.9%
・営業利益:+26.2%、進捗率:82.0%
・経常利益:+23.2%、進捗率:84.6%
・純利益:_+30.3%、進捗率:84.8%
特に問題のある内容ではないが、株価は 100円以上下落。
株価的には人気の凋落が激しく、よくあるマザーズ銘柄の行き着く先である。
_
2003年に創業し、2006年に現在の社名に変更。
当初はECのプラットフォームパッケージをメインとし、2010年頃からクラウド型に移行。
主力サービス名は「ebisumart」で、これによる導入受託開発とその後の運用保守による
月額課金のストック収入がメインとなる。
画像出所:2021年5月期 第3四半期決算説明資料 株式会社インターファクトリー
課金体系はサイトPVに連動する従量制と固定制の2種がメインとなるが、大規模サイトを
対象に売上高に連動するレベニューシェアがあり、こちらへの移行を狙っている。
これにより、サイトの売上増大→ストック収入アップ→サイトの最適化促進→売上増大
の理想的なサイクルが実現し、正に顧客との WinWin 関係が築ける。
移行のハードルは高いものの、長い目で見れば顧客にもプラスになる仕組みであり、
顧客企業への長期的な理解浸透と、それによる移行促進に期待している。
_
「ebisumart」は、非カート型クラウド市場で 8割近いシェアを握っている。
画像出所:2021年5月期 第3四半期決算説明資料 株式会社インターファクトリー
2010年と早い時期にクラウド化している事と、API(他システムとのI/F)を公開して
外部システムとの連携に前向きに取組み、外部ベンダーへの利用を促進した事が功奏。
現在の累計導入サイトは 650店舗超であり、毎年順調に増加している。
_
「ebisumart」の守備範囲は、小規模サイトから大規模サイトまで広範囲にカバー。
画像出所:2021年5月期 第3四半期決算説明資料 株式会社インターファクトリー
顧客のニーズに合わせた柔軟なフルカスタマイズが可能であり、導入後も各機能を継続的に
アップデートする事で、顧客の継続利用のモチベーションを高めることが可能だ。
今後はディファクトスタンダード化を進め、顧客数を拡大して収益基盤を拡大する。
ストック収入の安定した拡大で得られたキャッシュを基に投資を進め、レベニューシェアの
浸透によりクラウド型ECプラットフォームの雄を目指す。
長期的なビジョンとしては、プラットフォームを通して得られた消費者・事業者のデータ活用
による新規ビジネスへの展開構想もある。
発行済株式数 400万株程度、時価総額 100億円程度で社長以下の各役員が自社株を保有する
この若い企業がどこまで成長して行くのか、夢を持ちながら応援して行きたい。
★ブログ村に参加・ランキングされています。 応援宜しくお願いします。
・ブログ村ランキング(株 中長期投資)
・ブログ村ランキング(株の基礎知識)
★アフィリエイトプログラムです。 ご利用お待ちしております。
・アマゾン ===> Amazon
・楽天市場 ===> Rakuten
・ヤフーショッピング ===> Yahoo!ショッピング
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00591]
はじめまして 些細なことを指摘するようで心苦しいのですが
今後はディフェクトスタンダード化を進め、顧客数を拡大して収益基盤を拡大する。
ここのディ「フェ」クトスタンダード とあるのは「ファ」ではありませんか?
ごんぞうさん、初めまして。
ご指摘ありがとうございます。
仰る通りですね、修正しました!