6157 日進工具 が8月18日の大引け後、東証市場第1部指定の承認と株式の売出しを発表した。
2017年9月8日より、現在の東証2部上場から同1部上場へと指定替えされる。
また後藤弘治社長と後藤隆司副社長、および両者を含む後藤親族の経営する資産管理会社3社の
保有株式の内の合計104万株余り、発行済株式総数の約 8.3%を売り出す。
同時に、本売出しに際してオーバーアロットメントによる売出しとして、主幹事である三菱UFJ
モルガン・スタンレー証券による株主からの借り入れ用に、最大で 156,500株を売り出す。
売出しの目的として、株主分布状況の改善および流動性の向上を挙げている。
今回の売出しにより、後藤社長・副社長・会長と資産管理会社3社の合計保有割合が現行の 44.9%
程度から 36.5%程度に減少する。
東証1部上場と新規株式の売出しという、株主にとっての良いニュースと悪いニュースを同時に出す、
よくある手段である。
何はともあれ、地味な2部から光の当たる(?)1部への昇格である。
私はイベント投資家ではないため、事前にこの様な可能性を意識したり調べて投資している訳では
ないので、結果的にそうなったというだけであるがホルダーとしては素直に嬉しい出来事である。
これからは、東証1部の上場企業としてその名に恥じぬ様、業績向上と社会的責任を果たして
ステークホルダーを幸せにする企業へと成長して行ってほしいものである。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00063]
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