6080 M&Aキャピタルパートナーズ が昨日4月27日の大引け後、2018年9月期の第2四半期決算を
発表した。
指標毎の最終着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 49.00億円 | +0.7% | 86.67億円 | +56.54% |
営業利益 | 23.02億円 | ▲1.2% | 38.75億円 | +59.41% |
経常利益 | 23.01億円 | ▲0.6% | 38.76億円 | +59.37% |
純利益 | 16.00億円 | +2.7% | 25.76億円 | +62.11% |
売上高・各利益とも、通期予想に対して50%以上の進捗率は確保した。
ここはまぁ上方修正が前提なので、クリアして当然となる。
2Q期間中は、グループ全体でコンサルタントの確保のための採用活動を積極的に推進。
また、セミナー実施やサイトの改修などプロモーション強化に向けた施策を推進している。
M&A成約件数は、下記の通りとなった。
第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | 通期合計 | |
本体 | 29件 | 28件 | —件 | —件 | 57件 |
レコフ | 08件 | 06件 | —件 | —件 | 14件 |
合計 | 37件 | 34件 | —件 | —件 | 71件 |
単体での2Q期間累計:57件は過去最高を記録、レコフも前年比で +4件となった。
何れも2Qは1Qを上回ってはいないが、前期から案件在庫が積み上がっているという事であり、
特に問題はないだろう。
2010年からの累計成約件数の推移は、下図の通りとなる。
画像出所:M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2018年9月期 第2四半期決算説明資料
2011年からの各期の成約件数は、13 → 18 → 21 → 35 → 44 → 58 → 111 → 130(予想)となり
順調に増加している。 2017年9月期からは、レコフ買収により一気に3桁となった。
今期の会社予想は 130件であるが、2Q時点では 71件で 54.6%の進捗率である。
件数ベースでみると、通期の上方修正は確実であろう。
画像出所:M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2018年9月期 第2四半期決算説明資料
今期も既に折り返し地点を過ぎた。
通期での上方着地の上乗せを目指して、後半戦も勢いを加速してほしい。
さて相変わらず当社は無配であり、今回の決算でもその予想である。
前期発生したレコフ買収費用は一旦借入金で賄ったが、直ぐに増資して全額返済し現在は無借金である。
2Q時点の自己資本比率は 83.4%であり、豊富な現金を有するキャッシュリッチ状態である。
無配でも良いが、株式消却も含めて株主に直接還元をしないのであれば、保有する現金は成長に向けて
有意義に使わなければならない。 必要以上に貯め込んでいても仕方が無い。
勿論この点は、想定していると思われる。
決算説明資料の最後のページに、グループ成長のイメージがある。
画像出所:M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2018年9月期 第2四半期決算説明資料
正に上記の、赤色の部分である。
レコフが “ホップ” であり、次のステージとなる “ステップ” である。
まだ具体的な施策は無いのかもしれないが、実現に向けた青空写真は描いているだろう。
機が熟したら成長に向けた適切な投資を行い、企業価値を高めることで株主に還元してほしい。
今後の成長に大いに期待して、引き続き投資を続けて行く予定である。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00231]
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