MS-Japan

6539 MS-Japan 2018年3月期本決算発表でストップ高

6539 MS-Japan が昨日5月9日の大引け後、2018年3月期の本決算を発表した。

指標毎の最終着地状況は、下表の通りとなった。

実績 前期比 会社予想 最終着地率
売上高 31.17億円 +26.4% 29.70億円 +104.94%
営業利益 11.70億円 +18.6% 10.00億円 +117.00%
経常利益 13.04億円 +36.1% 10.80億円 +120.74%
純利益 9.10億円 +31.6% 7.80億円 +116.67%

売上高は前期比で 26%増、営業利益は 18%増、経常利益は 36%増、純利益は 31%増となり、
過去最高益を達成して投資家の期待に応えてくれた。

期間中の人材紹介サービスの新規登録者数は 14,402人(前期比 +25.7%)で、過去最高となった。

 ・一般企業向け紹介実績(売上高比率:74.45%): 前期比 +27.6%
 ・専門組織向け紹介実績(売上高比率:25.15%): 前期比 +22.4%

企業の求人意欲は旺盛であり、高い実績を上げる事が出来た。
そして純利益は、順調に拡大している。


画像出所:株式会社MS-Japan 2018年3月期 決算説明

また同時に発表した2019年3月期の業績予想は、下表の通りとなった。

今期予想 前期比
売上高 37.92億円 +21.6%
営業利益 15.12億円 +29.1%
経常利益 15.22億円 +16.7%
純利益 10.35億円 +13.8%

今期も売上高は +20%以上の成長を予想している。
純利益は +13%台であるが、その上積みを達成出来る様に頑張ってほしい。

今期は投資効率を意識したマーケティング施策の強化を実施していく予定であり、
これにより、今期の新規人材紹介サービスの新規登録者数は 17,000人(前期比 +18.1%)
の達成を目指すとしている。

またコミュニケーションプラットフォーム「Manegy」は機能・コンテンツの充実を図り、
潜在的な利用者の獲得を推進していく。

中期業績予測は、下記の通りとなっている。


画像出所:株式会社MS-Japan 2018年3月期 決算説明

売上高・営業利益は来期・再来期も全て20%以上の成長を予測。
経常利益・純利益も、再来期は25%台の成長予測となっている。

非常に安定した成長を予測しており、頼もしい限りである。

今後の長期的な成長に向けた取組みとして、経営管理DMPの構築構想がある。


画像出所:株式会社MS-Japan 2018年3月期 決算説明

プラットフォーム「Manegy」との連携を含む、各サービスを統合データ基盤と連携させ、
国内最大の経営管理データマネジメントプラットフォーム(DMP)の構築を目指す。

人材紹介事業に属する個人側・企業側の双方のデータを統合的に管理し、融合させて効果的な
利用が出来る様にするのであろう。 AI技術も取り込まれると想定される。

将来に向けた大きな構想であり、その実現と有効利用による一層の成長が期待される。

そして昨日の決算発表を受けた、本日のマーケットの動向である。
株価終値は、前日比 +1,000円のストップ高となり 7,350円となった。


画像出所:YAHOO! JAPAN

前場は比較的値動きがあったが、後場は寄り付き直後と中程を覗いてほとんどの時間で
ストップ高での張り付きとなった。

最近の株価の推移を確認してみる。 日足チャートでの株価推移は下記の通りである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

株価は1月まで順調に上昇し、1月22日に 7,290円、2月1日に上場来高値 7,700円を記録。
そして全体相場の急落で下落後、4月6日には再び 7,310円を付けている。

そして本日5月10日、歴代2位(?)となる 7,350円を達成した。

これまでの決算発表と、中期的な株価の推移も確認してみる。

下図は、同社の週足チャートおよび四半期決算における純利益の推移と、その他発表されたIRの
内容を表したものである。


チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY

3Q決算発表後の上昇はすぐに消されてしまったが、今回の上昇後はどう推移するのだろうか。
いよいよ 8,000円台を目指すのか、今後の株価の推移も楽しみである。

株価が業績に伴い一時的にでも急騰すると、株主になって心底良かったと実感する。
これからも長期に亘って効果的な投資を行い、その成長を続けて行ってほしい。

売上高および各利益の成長に伴う配当の成長と、時価総額の長期的な増加を楽しみに
今後も当社への成長を続けて行きたいと考えている。

[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00242]

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管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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