4746 東計電算 が先週5月7日の大引け後、2018年12月期の第1四半期決算を発表した。
指標毎の着地状況は、下表の通りとなった。
実績 | 前期比 | 通期会社予想 | 進捗率 | |
売上高 | 38.78億円 | +1.5% | 145.05億円 | +26.73% |
営業利益 | 8.33億円 | +7.8% | 28.29億円 | +29.45% |
経常利益 | 8.56億円 | +14.3% | 32.10億円 | +26.67% |
純利益 | 5.90億円 | +12.6% | 22.11億円 | +26.68% |
全ての指標値で、進捗率は問題ない水準で着地した。 純利益は前期比で 12%増益を確保。
サービス形態別には、下記の通りであった。
セグメント | 売上高 | 前期比 | 営業利益 | 前期比 |
情報処理・ソフトウェア開発 | 35.78億円 | +6.8% | 7.71億円 | +7.3% |
機器販売 | 2.08億円 | ▲45.5% | 0.39億円 | +16.5% |
リース等その他 | 0.90億円 | +5.6% | 0.22億円 | +10.7% |
当期は、SIとして業種別ソリューション・アウトソーシング・ネットワークの3つの重点戦略を掲げ、
1.システム運用業務売上の拡大
2.業種別ERPの促進
3.人材育成の拡充
を重点施策として取組んだ。
セグメント別には、下記の通りとなった。
・情報処理・ソフトウェア開発業務
ソフトウェア業務、システム運用業務、ファシリティサービス業務のうち、ソフトウェア開発の
受注とシステム運用業務が堅調に推移した事に加え、収益面でもプロジェクト管理の改善が進展。
・機器販売業務
当社で開発したシステムに必要なハードウェアの販売等。 期間中はハードウェアの入替え需要が
一服し受注は大幅に減少したものの、比較的利幅の高い案件が多く減収増益となった。
・リース等その他業務
各種事務用機器のリース、ビル・マンションの不動産賃貸業務。 主要取引先である建設業界の
受注環境が改善したことにより、増収増益となった。
今期も引き続き、各業界の顧客(物流、通販、流通、小売、外食、製造等)から満遍なく案件を
受注し、今期および来期以降の売上増大を実現してほしい。
また会計・勤怠・給与・人事等の業務システムやワークフロー・データエントリー・コンタクトセンター・
データセンター等のソリューションの売上にも力を注いで行ってほしい。
次に、株価の動きを確認してみたい。
同社株式の週足チャートと、四半期決算における純利益の推移を表示したのが下記の図である。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
株価は2016年9月頃から中期的な上昇モードに入り、2017年12月期の3Q決算発表前に 3,525円の
上場来高値を付けた。
その後はボックストレンド入りし、3,000円を割り込む場面もあったが現在は中間地点の 3,200円
程度となっている。 決算発表翌日5月8日の終値は、前日比 +50円であった。
今期残り2Q決算以降で上振れして着地し、3,500円のボックス上限を突き抜ける相場を期待したい。
もうそろそろ、再度の上昇に向けたエネルギーも蓄積されたのではないかと思っている。
今後も様々な業界に幅広く対応し、ビジネスを拡大させて売上・利益を伸ばして成長してほしい。
年々配当の増額を期待し、定期的にインカムゲインを得ながら気長に投資を続けて行きたい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00253]
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