2018年新春・お年玉銘柄のその後の状況について記載する。
※2018年新春・お年玉銘柄については、旧ブログ2018年新春・お年玉銘柄(記事 No.00156)参照
大発会の寄り付きで当該3銘柄に投資した場合の、仮想ポートフォリオを下記に示す。
投資金額が可能な限り均等になる様に、合計で74万円弱を投資した場合である。
2018年5月25日の大引け後現在、仮想ポートフォリオは ▲0.8%の含み損となった。
ディーエムソリューションズが大きく足を引っ張っており、トータルでの均衡まであと一歩である。
以下、各銘柄の状況である。
<3934 ベネフィットジャパン>
5月11日の大引け後、2018年3月期本決算を発表。
同時に発表された、今期の予想と共に記載。
実績 | 前期比 | 通期予想 | 進捗率 | 今期予想 | 前期比 | |
売上高 | 51.72億円 | +23.5% | 48.67億円 | +106.27% | 57.06億円 | +10.3% |
営業利益 | 7.61億円 | +11.7% | 7.57億円 | +100.53% | 8.41億円 | +10.4% |
経常利益 | 7.39億円 | +11.9% | 7.31億円 | +101.09% | 8.38億円 | +13.4% |
純利益 | 5.09億円 | +11.9% | 4.86億円 | +104.73% | 5.67億円 | +11.4% |
売上高は50億円を初めて超え、純利益も予想を超過し 5億円台で最高益を達成した。
今期も、10%を超える増収増益を予想している。
MVNO事業におけるオンリーモバイルの通信利用料、オンリーオプションのサービス利用料、
天然水宅配事業における天然水利用料と、ストックビジネスの収入料課金が順調に増加。
今期も主力のオンリーモバイルのサービス強化、オンリーカスタマイズプランにおける
代理店数の増加等を引き続き行うとしている。
成長志向はとても高い。 是非、遙かな目標に向かって突き進んでほしい。
画像出所:株式会社ベネフィットジャパン 2018年3月期決算説明資料
また同社株式の日足チャートと、今年の四半期決算における純利益の推移は下図の通りとなる。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
今年の大発会の寄り付き 1,134円で投資した場合、5月25日大引け後時点では +20.6%の含み益率と
なっている。
3Q決算発表後の上昇は往って来いとなったが、その後も本決算発表で窓を開けて上昇している。
3月には東証マザーズから1部市場に変更となり、これから益々業績を上げてくれる事を期待。
<4290 プレステージ・インターナショナル>
5月11日の大引け後、2018年3月期本決算を発表。
同時に発表された、今期の予想と共に記載。
実績 | 前期比 | 通期予想 | 進捗率 | 今期予想 | 前期比 | |
売上高 | 331.19億円 | +12.4% | 330.00億円 | +100.36% | 360.00億円 | +8.7% |
営業利益 | 42.30億円 | +12.3% | 43.00億円 | +98.37% | 47.00億円 | +11.1% |
経常利益 | 46.38億円 | +12.5% | 44.00億円 | +105.40% | 49.00億円 | +5.6% |
純利益 | 29.36億円 | +5.3% | 29.00億円 | +101.24% | 32.00億円 | +9.0% |
売上高・純利益とも増収増益で過去最高額を達成した。
今期は売上高は 8.7%増収、純利益は 9.0%の増益を見込んでいる。
売上高は、人材不足により中期事業計画における目標である 350億円には届かず。
どこの企業でも、人手不足が深刻化している。
今期は、ロードアシスト事業、インシュアランスBPO事業、カスタマーサポート事業において
市場の変化に合わせたターゲット市場の選択と集中、及び事業構造の変革を行うとしている。
また同日、今期から始まる3期の中期事業計画を発表。
画像出所:株式会社プレステージ・インターナショナル
2021年3月期の数値目標
・売上高 450億円
・売上高営業利益率 14% (⇒営業利益 63億円)
・ROE 15%
・ROA 10%
また同社株式の日足チャートと、今年の四半期決算における純利益の推移は下図の通りとなる。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
今年の大発会の寄り付き 1,434円で投資した場合、5月25日大引け後時点では +10.6%の含み益率と
なっている。
5月までは右肩下がりっぽいボックス相場であったが、本決算発表を機にボックスを抜け出した。
売上高の毎期10%成長と営業利益率の向上で、3年後には営業利益 60億円超えを是非達成してほしい。
<6549 ディーエムソリューションズ>
5月10日の大引け後、2018年3月期本決算を発表。
同時に発表された、今期の予想と共に記載。
実績 | 前期比 | 通期予想 | 進捗率 | 今期予想 | 前期比 | |
売上高 | 104.38億円 | +14.3% | 104.38億円 | +100.00% | 112.53億円 | +7.8% |
営業利益 | 1.71億円 | ▲34.9% | 1.74億円 | +98.28% | 1.50億円 | ▲12.1% |
経常利益 | 1.67億円 | ▲36.8% | 1.70億円 | +98.24% | 1.50億円 | ▲10.3% |
純利益 | 1.10億円 | ▲35.4% | 1.17億円 | +94.01% | 1.02億円 | ▲6.7% |
4月18日には、売上高を上方修正、各利益は全て下方修正を発表し役員報酬を減額している。
売上高は前期比 14%増収となったが、各利益は全て35%前後の減益となってしまった。
純利益は、新春号で会社比で強気の予想(2.2億円)をしていた四季報の半分であった。
これは少々想定外であり、誤算であった。
更に、今期の予想も増収減益となっている。
この数字は、同じ新春号の四季報予想(2.6億円)に対して約 39%に過ぎない。
今期は、前期に開設した日野フルフィルメントセンターでのサービスや同じく投資した
発送設備の機械化により、サービスの更なる拡大を推進するとしている。
一方で全社的な傾向として、機械設備や新拠点開設等の先行投資に伴う費用が増加しており
増収減益を見込んでいる様である。
前期の下方修正の理由も、人材採用強化を目的とした新宿オフィス開設やバーティカルメディア
サービスにおける広告収入が減少したこと等を挙げている。
ダイレクトメール事業は今後も多くのパートナーと契約し、成長させて行く方針で成長に期待。
画像出所:ディーエムソリューションズ株式会社 2018年3月期第3Q決算説明資料
また同社株式の日足チャートと、今年の四半期決算における純利益の推移は下図の通りとなる。
チャート出所:YAHOO! JAPAN by WORKS TECHNOLOGY
今年の大発会の寄り付き 2,230円で投資した場合、5月25日大引け後時点では ▲37.2%の含み損率と
なっている。
3Q決算発表前に2月の相場環境悪化で大きく下落し、発表後は更に大きく下落。
その後も元に戻ることなく底這いを続け、本決算発表で更に下げている。
DM発送をワンストップで手掛けており、機械や設備への投資はどうしても必要になってくる。
今期も引き続き減益の予想は中々厳しいが、少しでも上回っての着地を期待したい。
そして先行投資費用を回収出来た時には、大きく増益になる事を期待して投資したい。
[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~ 記事 No.00259]
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