株式投資のススメ

株式投資が初めての方や、初心者向けの「株式投資の基礎知識」に関する
コンテンツ(7)「株式投資のススメ」となります。

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前回のコンテンツ(6)「株式投資はビジネス」では、投資そのものやその優位性、
また株式投資における長期的な視点の重要性を学びました。

これまで、株式および株式投資、投資全般について様々な視点で学んできました。
今回は今までの内容をまとめ、今後株式投資を始めるかどうかを検討している方へ
私なりのメッセージを送りたいと思います。

  これまでの記事のまとめ

これまでの記事をまとめると、下記の通りとなります。

_株式に出資した株主は企業の経営を経営者に委任するものの、株主総会という最高の
__意思決定機関における議決権を持っている。

_株式投資は、事業リスクを含む様々なリスクを乗り越えて、経営者と一体となって
__企業価値を高めていく経済的な活動である。

_株式は出資の範囲で債務責任を負う事と引き替えに、企業の実質的なオーナーとなり
__企業活動から得られる利潤を受け取る権利を有する。

_株式の最終的なリターンの源泉は、企業の永続的な成長を背景とした継続的な配当と
__その成長にあり、そこに到達するには長期に亘る投資期間が必要である。

_投資は特別な行為ではなく、資本主義においては日常的に行われる重要な経済活動で
__あり、極めてビジネスライクである。

_投資により資本を提供している資本家の収入の伸び率は、従業員としての労働収入の
__伸び率を常に上回り、両者の格差は拡大しやすい。

_過去100年の歴史から、先進4ヶ国における株式のパフォーマンスは債券のそれを
__大きく上回り、伝統的な投資アセットの中では最良である。

_資本主義下で経済活動が行われている以上、その力の源泉である企業、そしてその
__企業と表裏一体とも言うべき、株式への投資は外せない。

_老後資金が不足するのは明白であり、これを自己で補完する上で投資は欠かせない。
__必然的に、最も期待値の高い株式投資に取り組む必要がある。

_投資では未来の不確実性先を避ける事は出来ない。従って投資先は1つではなく、
__リスク分散の観点から、必ず複数に分散する必要がある。

_長期間に亘り株式投資を継続する中で、相場の急変に見舞われるケースに遭遇する。
__このため、出来るだけ若い頃から少額で開始して経験を積む事が大切である。

大分長くなりました。
以上を簡潔にまとめると、次の様になります。

_投資先企業の成長を応援する気持ちで、資金は少しずつ、そして投資対象や時期を
__分散し、経験を積みながら長期で株式投資に取り組もう。

_そして歴史に裏付けられた期待値を享受し、豊かな老後に必要な資産を形成しよう。

  今後、様変わりする日本株

日本の株式相場は 1989年に史上最高値を記録しましたが、それ以降はその時の半値
程度を上限とした、ボックス相場(上がったり下がったり)を形成しています。

この間の経済状態は、本来あるべき「適度なインフレ」状態から「デフレ」状態へと
変化し、その状態が長期に亘り続いています。

しかし一方で、日本の上場企業はデフレに対応して利益を出す様に変化して来ており、
その資本効率は向上し、強靭な利益体質へと生まれ変わって来ています。

またこの間、上場企業を取り巻く株式や資本の環境も大きく様変わりして来ました。

旧来の上場企業同士がお互いに相手の株式を持ち合う慣習は徐々に退廃し、代わって
外国人投資家が台頭しています。

外国人投資家はアクティビスト(モノ言う株主)として経営者に役員派遣や事業改革、
株主への還元強化を強く迫るケースが増えています。

このため、従来は株主還元に消極的だった企業も自社株買いや配当を強化するなど、
少しずつ還元に前向きな姿勢に変化しつつあります。

また政府は、株主の権利を守る事項を含む「コーポレート・ガバナンスコード」や、
機関投資家の行動規範である「スチュワードシップ・コード」を制定しています。

上場企業にはこれらの制度を遵守する事が求められており、今後は株主の利益を従来
以上に意識した経営に変化して行く
事は、間違いありません。

株式投資は、これらの環境変化による恩恵を享受できる、唯一無二の活動なのです。

今から株式投資を少しずつ始め、日本の資本市場である株式市場にこれから起こるで
あろう、ドラスティックな変化を是非捉えて頂きたいと思います。

ぜひ一緒に、株式投資を始めようではありませんか。
_
今回で、このシリーズは終了となります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

そして次回より、「株式投資の始め方」と題して株式投資の実践開始です。

株式投資を始めるに当たって必要なサービスについて、投資タイプ別の概要の解説と
私なりの視点で選定したものを、ご紹介して行きたいと思います。

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[成長株への長期投資~経済的自由人を目指して~]

管理人プロフィール

 Author : 圭壱

 Twitter : 圭壱@長期投資

 50代の会社員。

 2013年より日本株を対象とした

 成長株への長期投資を実践。

 投資先企業の活動を通じた社会貢献と同時に、投資

 資本の成長を目指す。 最終目標は経済的自由人。

 詳細は ---> 管理人プロフィール

保有株式の年末評価額 (単年率・累計率)

 2013年12月  1,560 万円でスタート

 ・2013年   1,567 万円 ( +0%

 ・2014年   1,923 万円 ( +23% ・ +23%

 ・2015年   2,297 万円 ( +19% ・ +47%

 ・2016年   2,695 万円 ( +17% ・ +72%

 ・2017年   4,739 万円 ( +76%+203%

 ・2018年   4,180 万円 ( ▲12%+166%

 ・2019年   5,988 万円 ( +43%+283%

 ・2020年   9,634 万円 ( +61%+517%

 ・2021年   6,549 万円 ( ▲32%+319%

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